20180708の日記
西のほうは雨で大変みたいだ。
今日は昼過ぎに動き出し,風呂に入り洗濯をして食事をした。
眼鏡がなくなって困ったが,ベッドの下に落ちていた。物をすぐ無くす癖があるので所定の位置に置くように気をつけよう。
amazon prime music に有ったきのこ帝国を聴いた。もう五,六年前になるがきのこ帝国の曲を友人に勧められたことがあった。何という曲だったか忘れてしまったが。今日は『愛のゆくえ』というアルバムを聴いた。歌詞がいい。青年期前期の切なさがある。何かを失ってしまうことに関する焦りと言い換えてもいいかもしれない。
昨日のソースのシミがなかなか消えなかった。今日の残りは洗濯をして,ギターを弾いて寝る予定。
kakato "Japanese in thai" / 肩の力を抜いてる風
KAKATOは聴きやすいよ!イカツイの苦手な人にもオススメ。2013年に出してるフリーダウンロードアルバムが"Japanese in thai"です。ネット探したらどっかに落ちてるかもね。
フリースタイルダンジョンのおかげでHIPHOP熱が再び出てきました。自分の中で。フリースタイルでやってるラップの内容は、ラップバトルということもあり、いかつい内容が多いと思います(ゴメスとサイプレス上野はそんなことなかったけど。あの試合好きでした。)。
環ROYと鎮座DOPENESSはどちらもバトルで有名になったMCなんですが、音源での言葉の選び方が優しいので聴きやすいと思う。それでいてはなす内容はぼやけてない気がする。僕はMSCみたいにサグい日常を送ってないので、自分の日常と近いから聴きやすいというのもあるかも。
ユザーンとも一緒にやってるよ。
フリースタイルダンジョンは面白いよね!
フリースタイルダンジョン面白いですよね。モンスターがどんどん上手になってるのがいいですよね。
MC漢を応援してます。本当に。
MCバトルの大きい大会でUMBというのがあります。その大会の制度を整えた一人が漢です。
もともと歴史としてはB-boyパークでやってたMCバトルが成り立たなくなって(ここも動画に残ってますよ)、漢たちが新しくMCバトルの大会を作りそれがUMBです。
そのUMBの運営をどこがしてるのかに注目すると面白いですよ。演歌の時から脈々と続く音楽業界の笑えない話が出てきます。N.W.Aの映画に近い。シュグ・ナイトは日本にもいた。
漢がもともと所属していたLibraというレコード会社があります。漢がUMBを運営していたのはもともとこの会社で、シンゴ西成とか有名なラッパーも所属してました。問題はLibraがアーティストにCDの売上を渡していないという問題が出てきていることです。さらに、従業員に対する暴力と給料未払いに対する裁判を起こされています。
それをやっているのが漢です。詳しくはAmebreakの記事を読むといいと思います。Libraの社長がブラックすぎる。まじシュグ・ナイトだ。
漢はダースレイダーとともに新しく鎖グループとブラック・スワンというレーベルを立ち上げました。応援してる。
『鎖グループ & BLACK SWAN』共同記者会見を振り返る(追記あり)|COLUMN[コラム]|Amebreak[アメブレイク]
このことが起きた後、LibraがやってるUMBの司会を晋平太がやっている。フリースタイルダンジョンで審査員として晋平太が出て、モンスターとして漢が出ているのがどうなのかって話題になってました。
実際どういうことになってるのかっていうのを漢の口からとうとう。
Live streaming by Ustreamwww.ustream.tv
その後、そのLibraレコードに晋平太が入社していることがわかってしまった。それがこのUstreamです。漢悲しそうだ。
別の話だけど、漢とダースレイダーの絡みは楽しいな。第三会議室の二人とはちょっと違うけどおなじ仲良し感がある。
晋平太はちゃんと偏りのないジャッジはしてて偉いと思うけど、ライブラに入ったのは正しくはないと思うんだよなー。
巨人の肩の上に立つということ / ヒップホップ以後の音楽
すべての表現は完全なオリジナルではありえない。
「巨人の肩の上に立つ」という言い回しを聞いたことがあると思います。Google Scholarにも書いてある。ニュートンは手紙の中でこの言い回しを使ったことがあるらしい。
“If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants.”
ニュートンでさえ新しい物を生み出すためには先人の積み重ねが重要であることを認めている。
ヒップホップはそれまで存在していた音楽をサンプリングすることで新しい音楽(トラック)を作るというところに面白さがあり、サンプリング元のかっこよさがそのままであることも、サンプリングされることにより違う聞こえ方が変わることもある。しかし、新しい曲に元ネタが存在しているということは大前提となったと言っていいと思う(もちろんトラックを打ち込みで作る人もいるよ)。
以後の音楽は、予め存在するアーカイブに対してどうアプローチしたのかという聞き方が可能になったと思う。
Sly and the family stoneの"if you want me stay"から影響を受けただろうDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの"MIRROR BALLS"から影響を受けただろうYogee new wavesの"CLIMAX NIGHT"を聞きながらそんなことを考えた。
何がいいたいかというと、オリジナル志向は結構だけどそれまでのものから切り離された傑作なんて無いということ。
"stilling still dreaming" THA BLUE HARB
申請の書類を書いてると自分のヘボさにうんざりしてくるし、自分で書いてる研究計画がほんとに上手くいくのか不安にもなる。たぶんこれって音楽で食べようとしてる友達とかも同じだと思う。就職することと比べて安定が保証されてない生活を送っている人は多かれ少なかれ同じような気持ちになったことはあるはず。RHYMESTERの宇多丸さんも、深夜に寺の鐘を鳴らしまくったって話をラジオで時々してるし。で、不安をごまかしつつ学振を書いていた時に思い出したのがブルーハーブのリリックです。
「金で買えないものならとっくにオレの手の内にあるとうの昔から」
めっちゃかっこいい。この感じで学進書こうと思う。
東京は首都だし企業の本社もたくさんある。日本の中心が東京だってことはどうしても認めなければいけないでしょう。だからといって東京に迎合するだけが方法じゃないし地方からすごいものが生まれることがある。それは僕にとってはナンバーガールだったりくるりだったりするんだけど、地方と東京という構造を明確に意識してアルバムにしてるのがこの「STILLING STILL DREAMING」。たぶん何万回と言われてるんだろうけど。
ブルーハーブは軸足を北海道・札幌に置いて活動してるラップグループで、たぶんこんな説明をしなくてもみんな知ってるくらい重要。O.N.Oが作るトラックには緊張感がある。このアルバムでのBossは苛立ちと自信がないまぜになってる。
一曲目、電車のノイズから札幌に連れて行かれる。Illmaticのはじめみたいな感じ。みんなNas好きやね。
どの曲もすごいかっこいいけど、僕は三曲目「¥」の“生きるか死ぬかで生きそして死ぬよりは 死ぬまでどう生きるか いくつ作り残すか ”ってリリックが好き。
思い出との上手な距離のとり方:シュリスペイロフかっこいいということ
ここのところよくSNSに書き込みをしてしまいます。たぶん今まで簡単に会えた人たちと簡単には会えなくなったからでしょう。むこうにいた時にはそんなに連絡も取らなかったのに。
大学二回生ぐらいのまだ拡張子の表示の仕方も知らなかった時に、インターネットでエロを深追いしすぎてウィルスにかかったことがありました。隣の子が共通の友人に僕がウィルスにかかったという電話をしたせいで、インフルエンザと勘違いした共通の友人がうどんとポカリを買ってきてくれたんだけど結局自分で食べてました。僕のパソコンは、隣に住んでる友達の部屋でUSBにワクチンソフトをダウンロードさせてもらって事なきを得ました。
シュリスペイロフの「1874」という曲で、戻りたいとは思わないけどときどき君に会いたくなるよって内容の歌詞があります。他のバンドの曲であの頃に戻れればな-みたいな歌詞はよく聞く気がするんだけど、その考え方には「今」への肯定がなくて少し悲しいのです。その点シュリスペイロフは「昔に戻りたい」という気持ちを越えて今を肯定した上で過去に思いを馳せるというのが美しいのです。
「1874」が入ってる「0.7」ってアルバムは全体的にいい感じのセンチメンタルさがあって春にピッタリだと思います。
今や拡張子を表示することはもちろん、プログラムを表示することもできるようになりました。あの頃に戻りたいとは思わないけど、みんなには会いたいな-。